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ルピナス豆と共生する根粒菌の可能性とは?東北大大学院・佐藤教授に聞く【前編】
地中海沿岸地方や南北アメリカ、南アフリカなどに200種以上が分布し、大豆と同等のタンパク質を持ちながら、窒素肥料をほとんど必要とせず、使用する水も大豆の3分の1で済む「ルピナス豆」をご存じでしょうか? この環境負荷の低い作物は、大豆アレルギーのアレルゲンを含まず、代替食品としての可能性も秘めています。さらに、地球温暖化の要因となるCO₂やN₂Oの削減に取り組むマメ科植物の一つとして、研究が進められています。 豆発酵食品「醸豆(JYOZ/ジョウズ」を開発・製造・販売する「ハッコウホールディングス」とルピナス豆の研究を行っている、東北大学大学院の佐藤修正教授と番場大助教にお話を伺いました。
ルピナス豆と共生する根粒菌の可能性とは?東北大大学院・佐藤教授に聞く【前編】
地中海沿岸地方や南北アメリカ、南アフリカなどに200種以上が分布し、大豆と同等のタンパク質を持ちながら、窒素肥料をほとんど必要とせず、使用する水も大豆の3分の1で済む「ルピナス豆」をご存じでしょうか? この環境負荷の低い作物は、大豆アレルギーのアレルゲンを含まず、代替食品としての可能性も秘めています。さらに、地球温暖化の要因となるCO₂やN₂Oの削減に取り組むマメ科植物の一つとして、研究が進められています。 豆発酵食品「醸豆(JYOZ/ジョウズ」を開発・製造・販売する「ハッコウホールディングス」とルピナス豆の研究を行っている、東北大学大学院の佐藤修正教授と番場大助教にお話を伺いました。

N₂Oを減らす「地球冷却微生物」とは?東北大大学院・南澤特任教授に聞く
豆腐や納豆、味噌、醤油など、日本人の食卓に欠かせない大豆。実は、大豆の根に共生する微生物「根粒菌」が、農業の未来に大きな可能性を秘めていることをご存じでしょうか。世界人口が2050年までに97億人に達するとされる中、食糧生産の拡大に伴う温室効果ガス「一酸化二窒素(N₂O)」の排出が深刻な問題となっています。 N₂OはCO₂の約300倍もの温暖化効果を持ち、気候変動対策の大きな課題です。N₂Oの排出量が最も多いのが農業。農業由来のN₂O排出量は、人の活動による排出量の6割を占めるとされています。この問題に挑むのが、東北大学大学院の南澤究特任教授。根粒菌など微生物の力を活用し、農業由来のN₂O排出を削減する最前線の研究についてお話を伺います。
N₂Oを減らす「地球冷却微生物」とは?東北大大学院・南澤特任教授に聞く
豆腐や納豆、味噌、醤油など、日本人の食卓に欠かせない大豆。実は、大豆の根に共生する微生物「根粒菌」が、農業の未来に大きな可能性を秘めていることをご存じでしょうか。世界人口が2050年までに97億人に達するとされる中、食糧生産の拡大に伴う温室効果ガス「一酸化二窒素(N₂O)」の排出が深刻な問題となっています。 N₂OはCO₂の約300倍もの温暖化効果を持ち、気候変動対策の大きな課題です。N₂Oの排出量が最も多いのが農業。農業由来のN₂O排出量は、人の活動による排出量の6割を占めるとされています。この問題に挑むのが、東北大学大学院の南澤究特任教授。根粒菌など微生物の力を活用し、農業由来のN₂O排出を削減する最前線の研究についてお話を伺います。

大豆にとって代わる日も近い?プラントベースフードとして注目の「ルピナス豆」とは?
約2000年前からスペインやポルトガルなど、地中海沿岸の国でお酒のおつまみの定番や料理の材料として食されてきた「ルピナス豆」という豆をご存知でしょうか? ルパン豆とも呼ばれるこの豆が大豆に代わる持続可能な社会に欠かせない食材として注目されています。今回は、そんなルピナス豆についてご紹介します。
大豆にとって代わる日も近い?プラントベースフードとして注目の「ルピナス豆」とは?
約2000年前からスペインやポルトガルなど、地中海沿岸の国でお酒のおつまみの定番や料理の材料として食されてきた「ルピナス豆」という豆をご存知でしょうか? ルパン豆とも呼ばれるこの豆が大豆に代わる持続可能な社会に欠かせない食材として注目されています。今回は、そんなルピナス豆についてご紹介します。

発酵は奥深い!新しい発酵食「醸豆 テンペスト」とは?テンペと違うおいしさと栄養のヒミツ
私たちが普段から口にしている発酵食品。前回の記事では、発酵食品の基本やメリットについて整理しました。発酵とは、食品が微生物の働きによって変化して、ヒトに有益な作用をもたらす現象のことをさします。また、発酵食品が世界で愛されている長い歴史には確かな理由があります。それは第一に、長期間保存が効くということ。そして、栄養成分が増える、おいしくなるという食事を味わう上で大きなメリットがあること。また整腸作用や免疫力向上、食材の吸収率を高める効果も期待できることもお分かりいただけたかと思います。つまり、発酵食品と上手に付き合っていくことは、健康に向かうための確かな道しるべであると考えることができるのです。 そこで今回は、奥深い発酵の世界を広げるために、新しい発酵食品の話をしていきたいと思います。それは、画期的な発酵技術によって誕生した植物性発酵食品「醸豆 テンペスト」について。どのようなメリットや魅力があるのかを分かりやすく説明します。
発酵は奥深い!新しい発酵食「醸豆 テンペスト」とは?テンペと違うおいしさと栄養のヒミツ
私たちが普段から口にしている発酵食品。前回の記事では、発酵食品の基本やメリットについて整理しました。発酵とは、食品が微生物の働きによって変化して、ヒトに有益な作用をもたらす現象のことをさします。また、発酵食品が世界で愛されている長い歴史には確かな理由があります。それは第一に、長期間保存が効くということ。そして、栄養成分が増える、おいしくなるという食事を味わう上で大きなメリットがあること。また整腸作用や免疫力向上、食材の吸収率を高める効果も期待できることもお分かりいただけたかと思います。つまり、発酵食品と上手に付き合っていくことは、健康に向かうための確かな道しるべであると考えることができるのです。 そこで今回は、奥深い発酵の世界を広げるために、新しい発酵食品の話をしていきたいと思います。それは、画期的な発酵技術によって誕生した植物性発酵食品「醸豆 テンペスト」について。どのようなメリットや魅力があるのかを分かりやすく説明します。

タンパク質危機、どう乗り越える?持続可能な世界のために大事なこと
スーパーやデパートで買い物をするときにマイバッグを持っていくのは今や日常の光景になりました。人がいない部屋の電気やエアコンのスイッチをこまめに消すのも「電気代がもったいない」という理由のほかに「エネルギーを無駄にしない」という理由もあるのではないでしょうか? 国連がSDGsを掲げて10年近く経過しますが、私たちの日常生活のあらゆる場面でSDGsや持続可能性という言葉が浸透しています。 持続可能な社会を考える上で、食糧問題も大きなトピックスの一つですが、世界中でタンパク質不足が起こるタンパク質危機とその対策についても注目されています。そこで、今回は持続可能な社会とタンパク質危機について考えたいと思います
タンパク質危機、どう乗り越える?持続可能な世界のために大事なこと
スーパーやデパートで買い物をするときにマイバッグを持っていくのは今や日常の光景になりました。人がいない部屋の電気やエアコンのスイッチをこまめに消すのも「電気代がもったいない」という理由のほかに「エネルギーを無駄にしない」という理由もあるのではないでしょうか? 国連がSDGsを掲げて10年近く経過しますが、私たちの日常生活のあらゆる場面でSDGsや持続可能性という言葉が浸透しています。 持続可能な社会を考える上で、食糧問題も大きなトピックスの一つですが、世界中でタンパク質不足が起こるタンパク質危機とその対策についても注目されています。そこで、今回は持続可能な社会とタンパク質危機について考えたいと思います

発酵は難しくない!うれしくておいしい発酵食品の基本とは?
日本において重要な食文化として歴史を重ねているのが「健康食」。その中身を考えるにあたって必ず登場するのが「発酵食」というキーワードです。漬物、納豆、ヨーグルトなど、私たちの日常の食卓に当たり前のように登場するため、身近な存在だと感じる方は多いことでしょう。しかしながら、発酵というものがどういう仕組みなのか?なぜ健康食として大切にされているのか?を説明できる人は少ないかもしれません。
発酵は難しくない!うれしくておいしい発酵食品の基本とは?
日本において重要な食文化として歴史を重ねているのが「健康食」。その中身を考えるにあたって必ず登場するのが「発酵食」というキーワードです。漬物、納豆、ヨーグルトなど、私たちの日常の食卓に当たり前のように登場するため、身近な存在だと感じる方は多いことでしょう。しかしながら、発酵というものがどういう仕組みなのか?なぜ健康食として大切にされているのか?を説明できる人は少ないかもしれません。