

1月も瞬く間に過ぎ、あっという間に節分です。立春の前日に当たる節分は、旧暦の新年の大晦日を意味し、字の如く季節を分かれ目、節目にあたります。
恵方巻きは縁を切らないようにと包丁で切らずに一本丸ごとかぶりつくという習わしがあります。
具材の基本は縁起のよい七福神にちなんで7種の具材を入れますが、今日は欲張り末広がりの八種の具を巻きました。
醸豆 テンペスト入り恵方巻き
(写真:恵方巻きの具材)

材料(2本分)
■酢飯 | |
炊いたご飯 | 昆布一片をのせて炊く |
赤梅酢 | 大さじ2 |
ストレートりんごジュース | 大さじ4 |
板海苔 | 4枚 |
炒り白ごま | 適量 |
■具材 | |
醸豆 テンペスト |
1/2枚 |
みりん大さじ1+しょうゆ小さじ1に生姜のすりおろし1片分を混ぜ回しかけて一晩自然解凍 | |
かんぴょう | 1本 |
干ししいたけ | 2枚(水で戻す) |
茹で菜の花 | 適量 |
人参ラペ | 適量 |
紫キャペツラペ | 適量 |
大葉 | 8枚 |
■油揚げの錦糸卵風 | |
油揚げ | 2枚 |
蒸して皮を外したかぼちゃ | 適量 |
かぼちゃパウダー | 適量 |
ターメリックパウダー | 適量 |
みりん | 大さじ1 |
醤油 | 小さじ1 |
ブラック岩塩 | 少々 |
作り方
酢飯の作り方
- 小さい鍋にりんごジュースを入れ強火にかけ沸騰させ3分ほどふつふつ煮立たせた後中弱火にして元の量の半分量になるまで煮詰め、少し冷めたら梅酢を入れ混ぜわあわせる。
- 炊いたごはんを飯台(なければ大きめのボウル)にいれて1を上から回しかけ、切るようにさっくり全体に混ぜ合わせる。(うちわなどであおいで蒸気を飛ばしながら混ぜる)
具材の準備
① 人参は千切りして塩ひとつまみで揉んで、ビニール袋などに入れ柚子のしぼり汁と梅酢を適量入れ混ぜて冷蔵庫で一晩〜味を馴染ませておく。
② 紫キャベツは千切りし、ビニール袋などに入れ梅酢とリンゴ酢を合わせ、レーズンを10粒程度入れてもみ混ぜて冷蔵庫で一晩〜味をなじませておく。
(写真:下味付けした醸豆 テンペストを短冊切りしてフライパンに並べた図)


③ 下味をつけた醸豆 テンペストを、短冊切りし、フライパンを熱し小さじ1の油(分量外)を入れ四面こんがりと焼いて、みりん小さじ2、しょうゆ小さじ1、デーツシロップまたは甘酒小さじ1(すべて分量外)を混ぜ合わせたものを回しかけて煮絡める。
⑤ 油揚げの錦糸卵風をつくる。熱湯にくぐらせて油抜きした油揚げを絞って細切りし、蒸したかぼちゃを潰したもの、かぼちゃパウダー、ターメリック、みりん、醤油を入れて水分を飛ばしながら炒め味を満遍なくからめる。火を止めてブラック岩塩を適量かける。
⑥ 菜の花は塩ひとつまみを入れた熱湯でサッと茹で、ザルにあげて冷まして水を絞る
⑦ 大葉は洗って水気を拭き取る。
恵方巻きの巻き方(太巻き寿司)
(写真:海苔に酢飯を乗せた図)

① 巻きすの上に海苔を広げ、酢飯を乗せ、指先に梅酢をつけながら均一に広げ、(厚さは3mm程度、奥1.5cmほどは酢飯は乗せずにあけておく)
(写真:具材を全て乗せた図)

② 真ん中辺りに炒りごまと大葉を2枚乗せ、手前1/3の当たりに順番に具材を重ね置く。
③ 手前からスピーディーに力を入れ一気に具を巻き込んで一回転させ、上からよく押さえ、海苔の出た部分に梅酢で少し付け、ぐるっと巻き上げ手で押さえる。
④ 巻きすを外してバットにならべる。
⑤ 女性やお子様には半分に切って、節分にまるかぶりしましょう!節分以外にはお好みの厚みに切って。
(写真:恵方巻きの丸かぶりの様子)

太巻きのお寿司は、春の行楽シーズンのピクニック弁当にも華やかでおいしいので、"わぁ〜"という喜びの声がいただけるので、おすすめです。
具材は他にも厚揚げを焼いたものや、きゅうり、アボガド、梅しそ、たくわんなどなどお好みでアレンジして作ってみてくださいね。人参もラペでなく蒸した人参でもおいしいです。
(写真:醸豆 テンペストの太巻き寿司をピクニックに空き箱に入れて持参の様子)

2025年の恵方は西南西
恵方とは、その年の歳神様がいる方角と言われています。ですから歳神様がいる方向を向いて願い事をしながら恵方巻きを食べるという風習が関西から広まり定着しました。
恵方巻きは、市販品もたくさんありますが、その際の売れ残りのフードロス問題も深刻です。自分で作れば白砂糖や化学調味料、添加物もなくヘルシーな恵方巻きになります。
ぜひ楽しみながら、「福は内」と念じ、ご家族の健康を祈り作ってみてください。