

仕事や育児、子育てなど日々こなさなければいけない「タスク」が多すぎて1日が慌ただしく過ぎていくだけ……と感じている人も少なくないのでは? そしてつい周りと比べてしまって「ちゃんとできていない自分はダメなのかな?」と罪悪感を持ってしまうことも……そんないつも一生懸命な人に向けて「こうすればラクにできるよ!」という毎日の生活で実践できるちょっとした小ネタを伝授します。「ていねいじゃない生活」、上等!
先日、鏡を見て落胆。気をつけていたつもりだったのに、両頬にうっすらとシミが浮き上がっていました。こうなると自分の力では対処できません。私は皮膚科と美容医療を兼任する個人医院へ相談に行きました。
「10月まで暑かったし、紫外線も強かったから、対策に気が緩んでしまってシミができてしまう人が多いんですよね。クリームを出します。それから少し肌も荒れているようなので、洗顔と日焼け止めクリームの塗り方に気をつけてください。方法を教えますね」
私が医師から聞いたアドバイスをもとに私が実践してみてよかった、とっておきの美容情報をみなさまにもお伝えします。
洗顔はたっぷり泡でやさしく洗う
まず洗顔は“泡洗顔”が基本です。手だけで泡を作ろうとしても限界がありますので、100円ショップで売っている専用の泡立て器か、泡立てネットを用意しましょう。できあがった泡で顔をそっと包み込むだけで、汚れを擦る必要はありません。擦ると肌に大敵な刺激となってしまいます。そしてすぐにすすぎます。
すすぐ際もシャワー水や、お湯を直接顔に当てると刺激になってしまうので、両手でぬるま湯か水をすくって顔にそっと当てます。泡がしっかりと落ちるまで何度も水を当てても良いそうです。洗い上がりもタオルをそっと当てるだけ。
朝起きてからも泡洗顔を必ずして、前夜につけたスキンケアもきっちり落とすこと。前日のスキンケアをつけっぱなしの状態はかなり不潔になってしまうそうなので、気をつけましょう。
私も力を入れないように泡洗顔も、すすぎもしていたのですが、気がつくと力が入っていたよう。診察をした日に医師から小さなイボを指摘されました。これも刺激によるものだそうです。「気をつけていたのに……」とショックを受けながら、保険適用の範囲で除去しました。
日焼け止めクリームは指先でそっと優しくクルクル塗布
肌が白く、すぐに日焼けをして赤くなってしまう肌質なので、一年中、日焼け止めクリームは欠かさないようにしています。それなのにできてしまったシミ。医師いわく、今年は猛烈な暑さに加えて、光線量も紫外線も例年よりもだいぶ多かったようです。
ここで医師から指摘を受けたのは、日焼け止めクリームの塗り方でした。肌の表面には目に見えない“皮溝(ひこう)”“皮丘(ひきゅう)”と呼ばれている凹凸があり、これが邪魔をして、伸ばすように日焼け止めを塗っても、自然とムラが発生。この部分に紫外線が押し寄せて、シワ、シミ、たるみの原因を作ってしまいます。
このムラを防ぐのが、指先で優しく、円を描くようにクルクルと塗布する方法。前述したように、力を入れるとどうしても刺激になってしまうので、肌には直接触れないくらいの気持ちで塗ってください。目や鼻のまわりはシワに沿ってクルクルと。
二週間ほど続けていますが、赤みが少しずつ改善してきています。これ以上、シミを増やさないためにもクルクル塗布は継続予定です。
ほかの美容アイテムもクルクル塗布で効果を高める
医師からの指導を受けて“塗る”行為のある美容アイテムはすべて、クルクル塗布を基本にしています。
例えば就寝前のリップクリーム。横塗りでは美容成分が染み込ないので、シワに沿って立て塗りをしていました。これでも悪くないのですが、指先にリップを取ってクルクルとさせながら、唇に塗っています。
美容液、仕上げのフェイスクリームはもちろん、アイクリームなどもクルクル塗布。改めて見直すと、アイケアアイテムはステックタイプ上の、肌に触れる部分が球体になっているものがあります。球体についた液体をクルクル回すように塗るので、自動的にクルクル塗布になるというわけです。
と、ここまでいろいろお伝えしましたが、まずはクルクル塗布を意識して毎日のスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?
※医師のアドバイス含めて個人の体験になります。不調などを感じたら医師など専門家の診断を仰ぎましょう。