忙しい朝でも健康的なごはんを食べたい。そう願っている人は少なくないはずで、朝ごはんの重要性は多くの専門家からも提唱されています。朝食は健康的な毎日をはじめるスイッチにもなりますから、工夫をして献立を準備していきたいところです。
そこでまず考えたいのが、たんぱく質を意識的に摂取していくこと。食事から摂取するたんぱく質は、骨格筋の合成や筋量の維持・増加に重要であることは広く知られていますが、実は夕食よりも朝食時に取る方が効果的という研究結果(※1)があります。 また朝のたんぱく質摂取は、筋肉量が落ちやすい高齢者にも有効であることが報告されています(※2)
つまり、朝ごはんになるべく手軽で消化に良いたんぱく質を摂取していくことは、多くの人にとって有意義な食事になるということ。そこでオススメしたいのが、オムレツです。材料に使われる「たまご」はビタミンCと食物繊維以外の栄養成分をバランスよく含む食品。また、たんぱく質を構成するアミノ酸のバランスが良い“良質なたんぱく質”である点も魅力的です。ここでは、オムレツの存在感を高めるべく、様々な具材を組み合わせた具だくさんオムレツを作ることにしましょう。
具材を考える上でオススメしたいのが、新しい発酵食として注目したい「醸豆 テンペスト」。切ったりつぶしたりすることで形状を変化させやすく、どんな食材とも相性がよく使えることが嬉しいポイントです。そして冷凍保存が可能であることも大きな強み。使いたい時に使いたい分だけ解凍して使うことができるので、いざという時にも頼れるたんぱく質食材になります。
「醸豆 テンペスト」とは?
(写真:「醸豆 テンペスト」)
「醸豆 テンペスト」は、アラネア発酵という革新的な技術によって作られる植物性の発酵食品。豆由来のたんぱく質や食物繊維が豊富に含まれています。その他栄養面でのメリットも多く、蒸し大豆と比べて遊離アミノ酸総量が6.75倍、遊離グルタミン酸は10.67倍、ビタミンB6は71.31倍に増えているのも魅力。
(※)また、塩を使わない無塩発酵で作られるので、発酵時に大量の塩を使用する一般的な発酵とは異なり、食塩相当量は0.28g(100gあたり)という安心感もあります。さらには、シート状で冷凍保存ができるため、おいしくて活用度の高い代替肉を探している人にはピッタリです。
※ 2024年11月 食品分析センター調べ
オムレツの具材は彩りを考えて自由に選ぶ
(写真:「醸豆 テンペスト」は他の具材と組み合わせしやすく、肉のような食べ応えがあるため、具だくさんなオムレツを作るのに適しています)
オムレツの具材を選ぶコツは、好きな具材を中心に、彩りを意識して集めることです。例えば、チーズやベーコンは人気具材で子どもにも喜ばれる味にまとめることができますし、いんげんやブロッコリーは食物繊維やビタミン類の摂取を期待することができます。最近では冷凍タイプが手頃に購入できるので、あらかじめストックしておくのも良いでしょう。それでは実際にオムレツを焼いていくことにしましょう。
朝の元気を作り出す!「具だくさんヘルシーオムレツ」
(写真:消化のしやすさを考えて、やや半熟に仕上げるのもポイントです)
材料(1人分)
たまご | 2個 |
醸豆 テンペスト |
20g |
焼肉のタレ | 小さじ1 |
インゲン(冷凍) |
2本分 |
チーズ | 20g |
ベーコン | 10g |
油 | 適宜 |
作り方
Step 1
「醸豆 テンペスト」に焼肉のタレを加えてつぶしてそぼろ状にする。インゲン、ベーコン、チーズは小口切りにする。
Step 2
卵を割りほぐし、油をひいて熱したフライパンに流し入れる。(1)の具材を乗せてオムレツになるように包んで焼き上げる。半熟状は卵料理の中で最も消化に良い状態であるため、少し半熟に仕上げるのがオススメ。
(写真:つつむのが難しいと感じる場合は、オープンオムレツでも良いでしょう)
【その他アレンジ】
・ベーコンの代わりにソーセージを加える
・カニカマやツナを加える
・チーズはとろけるタイプをたっぷり加える
参考サイト
※1
早稲田大学 タンパク質摂取時間と筋量増加の関係
https://www.waseda.jp/top/news/73617
https://www.cell.com/cell-reports/fulltext/S2211-1247(21)00712-9?_returnURL=https%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS2211124721007129%3Fshowall%3Dtrue
※2
太陽化学 タンパク質と時間栄養
https://www.taiyokagaku.com/lab/column/38_2/