

トマトは私たちの食卓に欠かせない食材の一つ。サラダ、煮込み、炒め物、ソースなど、さまざまな料理に使えます。特に夏が旬のトマトは、甘みと酸味が引き立ち、料理のアクセントとして大活躍します。
今回は、そんなトマトをもっと上手に、美味しく取り入れるための「旬・栄養・保存・調理のコツ」、そして醸豆 テンペストを使ったレシピまでをご紹介します。

(写真:甘みと酸味が引き立つ!夏が旬のトマト)
トマトの旬とその美味しさ
トマトの旬は夏(6~8月)(注1)。太陽の光をたっぷり浴び、昼夜の温度差で最も美味しく育ちます。現在はハウス栽培で通年出荷され、冬春(12~6月)、夏秋(7~11月)に分かれます(注2)。完熟トマトは鮮やかな赤色で、甘みと酸味のバランスが特長です。

(写真:栄養も満点のトマト。子供にも食べてもらいたい!)
美味しいトマトの選び方
新鮮で美味しいトマトを選ぶには、次のポイントを意識しましょう。
・皮にハリとつやがある
つやのある滑らかな皮は、しっかり水分を保っている証拠です。
・手に持ったときにずっしりと重みがある
水分をたっぷり含み、中身がぎゅっと詰まっています。
・全体が均一に赤くなっている
ヘタの近くまで赤く色づいているものは、完熟していて甘み・酸味のバランスが良いです。

(写真:気軽に食べられるミニトマト)
トマトの栄養
トマトは栄養豊富で、特に赤い色素リコピンが強い抗酸化作用を持つことで知られています(注2)。そのほか、以下のような栄養素も含まれています(注2,3)。
・ビタミンC
肌や髪、骨の健康に不可欠なコラーゲンの合成に必要な栄養素です。
・カロテン(ビタミンA)
体内で必要量がビタミンAに変換され、視力や皮膚の健康に重要な働きをします。
トマトの保存方法
保存方法を工夫することで、トマトの美味しさを長持ちさせることができます(注4)。
・常温保存
トマトは寒さに弱いため、ヘタを下にして1個ずつ新聞紙で包み、直射日光を避け、涼しい場所で常温保存します。夏は2〜3日、冬は1週間程度が目安です。
・冷蔵保存
熟しすぎたトマトや夏場のトマトは冷蔵庫で保存。ヘタを下にして、新聞紙で包み、保存袋に入れると7〜10日間保存可能です。
・冷凍保存
丸ごと冷凍袋に入れて保存すれば、約1ヶ月保存できます。使用時は室温で5分置き、皮を簡単にむいてから調理に使いましょう。
トマトを美味しく調理するコツ
トマトを調理する際には、いくつかのポイントを押さえることで、さらに美味しくいただけます(注2,5)。
・油と一緒に
トマトは油と相性が良く、リコピンの吸収率がアップします。オリーブオイルやバターなら洋風、ごま油なら中華風と、風味に奥行きが生まれます。
・加熱でリコピンの吸収アップ
トマトのリコピンは加熱することで吸収率が上がります。煮込み料理やトマトソースにして食べるのがおすすめです。
・皮をむいてなめらかな食感に
皮が気になる場合は、湯むきすると食感が良くなります。ヘタの反対側に浅く十字に切り込みを入れ、熱湯に数十秒つけてから冷水にとると、簡単に皮がむけます。
・塩で甘みを引き出す
少量の塩を加えると、トマトの甘みがぐっと引き立ちます。サラダやスープにひとつまみの塩を加えるだけで味がまとまります。
醸豆 テンペストで楽しむトマトの新しい味わい
醸豆(JYOZ/ジョウズ) テンペストは板状で、好みの大きさにカットしたり、ほぐしたりして使える便利な食材です。肉のようなボリューム感からひき肉風の細かさまで自在に使え、トマトとの相性も抜群。
さらに、醸豆 テンペストを取り入れることで、トマトには不足しがちな食物繊維を補うことができるのも大きなメリットです(注6)。ひと工夫することで、トマト料理の可能性が大きく広がり、栄養価をアップさせながら楽しめます。

(写真:醸豆 テンペスト)
醸豆 テンペストで作る♪サワークリーム入りタコミートサンド
醸豆 テンペストとひき肉を合わせて作ったタコミートに、トマトとサワークリームを組み合わせたサンドイッチです。オリーブオイルを加えることでリコピンの吸収も期待でき、味わいも深みが増します。

(写真:醸豆 テンペストで作ったタコミート入りサンド)
材料(2人分)
ベーグル | 2個 |
【タコミート】 | |
玉ねぎ | 1/4個(75g) |
にんにく | 1片(5g) |
醸豆 テンペスト | 35g |
豚ひき肉 | 40g |
オリーブオイル | 小さじ1 |
(A)トマトケチャップ | 大さじ2 |
(A)コンソメ(顆粒) | 小さじ1/2 |
(A)チリパウダー | 大さじ1 |
(A)クミン | 少々 |
(A)中濃ソース | 小さじ1 |
(A)塩 | ひとつまみ |
(A)黒こしょう | 少々 |
【玉ねぎとトマトのサルサ】 | |
玉ねぎ | 1/4個(75g) |
トマト(輪切り) | 2切れ(50g) |
(B)オリーブオイル | 大さじ1 |
(B)レモン汁 | 大さじ1 |
(B)塩 | ひとつまみ |
(B)黒こしょう | 少々 |
【サワークリームソース】 | |
サワークリーム | 15g |
ヨーグルト(無糖) | 10g |
バター(有塩) | 適量 |
レタス | 2枚(30g) |
チリパウダー | 少々 |
【付け合わせ】 | |
パセリ(生) | お好みで |
フライドポテト | お好みで |
トマトケチャップ | お好みで |

(写真:タコミート入りサンドの付け合わせ以外の材料)
作り方
【タコミート】
①醸豆 テンペストと玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
②フライパンにオリーブオイルを入れ中火で熱し、玉ねぎ、にんにくを入れて玉ねぎがしんなりするまで炒める。
③醸豆 テンペストと豚ひき肉を加え、色が変わるまで炒め、(A)を加えて水分を飛ばすように炒める。

(写真:醸豆 テンペストとひき肉を炒めているところ)
【玉ねぎとトマトのサルサ】
① 玉ねぎはみじん切りにし、10分ほど水(分量外)でさらし辛味を取る。
②トマトの輪切りはスプーン等で種を取り除き。1cm幅に切り、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
③ボウルに水気を切った玉ねぎ、トマト、(B)を入れて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。
【サワークリームソース】
①すべての材料を混ぜ合わせる。
【サンドイッチの組み立て】
①ベーグルは横半分に切り、オーブントースターで3分程焼く。
②下半分のベーグルにバターを塗り、レタス、タコミート、チリパウダー、玉ねぎ、トマト、サワークリームソースの順に重ね、上半分のベーグルではさむ。
まとめ
トマトは季節を問わず楽しめる万能食材です。特に旬の美味しさは格別で、旬を意識して取り入れることで、より美味しさを引き立てます。さらに、醸豆 テンペストを組み合わせて、油・加熱・塩などのコツを押さえることで、料理のバリエーションがぐっと広がります。ぜひ日々の食卓にトマトを取り入れ、新たな美味しさや楽しみを発見してみてください。
参考サイト
注1)農林水産省「やさい・野菜・Vegetables」
https://www.maff.go.jp/chushi/kids/yasai/attach/pdf/index-16.pdf
注2)農林水産省「トマトまるごと、まるわかり」
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2208/spe1_01.html
注3)日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_00001.html
注4)農林水産省「おいしさをもっと長持ちさせる「夏野菜&果物の保存術」https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2007/spe1_05.html
注5)農林水産省「夏 に お い し い 野 菜 の 魅 力 を 再 確 認」
https://www.maff.go.jp/kanto/syo_an/seikatsu/shokuiku/ouchi/attach/pdf/recipe-19.pdf
注6)米豆麦造り株式会社「醸豆(JYOZ/ジョウズ)とは?」
https://jyoz.jp/#shopify-section-template--17382856851624__rich_text_EbiBbk
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補足)
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1708/characterinformation.html
ビタミンC、p59,63
https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/report_pdf/%E8%B3%87%E6%96%99%E2%91%A6%E9%AA%A8%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%A0%84%E9%A4%8A%E3%80%80MB%20Med%20Reha%20270%2059-65%202022%E3%80%80.pdf
ビタミンA、p3
https://www.fsc.go.jp/sonota/factsheet-vitamin-a.pdf
保存期間
https://weathernews.jp/s/topics/201905/180055/