

仕事や育児、子育てなど日々こなさなければいけない「タスク」が多すぎて1日が慌ただしく過ぎていくだけ……と感じている人も少なくないのでは? そしてつい周りと比べてしまって「ちゃんとできていない自分はダメなのかな?」と罪悪感を持ってしまうことも……そんないつも一生懸命な人に向けて「こうすればラクにできるよ!」という毎日の生活で実践できるちょっとした小ネタを伝授します。「ていねいじゃない生活」、上等!
バタバタと忙しい日々の食事に役立つのが、作り置きの冷凍おかず。今回は私(ライターの神林)が常にストックしている、ミートソースのレシピを紹介したいと思います。
一般的なレシピでは具材をみじん切りにして、調味料を揃えて、オリーブオイルで炒めて……とやや手もかかり、カロリーの高さを感じさせるミートソース。でもこのレシピは鍋でひたすら煮込むだけの手軽さです。
今回は大豆発酵食品「醸豆 テンペスト」も入れたいと思います。同商品は、大豆を皮ごと発酵させています。そのため、皮には豊富な食物繊維が含まれており、発酵させることで様々なアミノ酸量が増えています。シート状にまとまっているのでもちろん全部使っても良いですし、ちぎって使いたい分だけ使うのもOK。
「キノコたっぷり!」がポイントに
まずは材料から。目安としての分量は書いていますが、自分の好みに合わせて、どんどんアレンジを加えてもらって結構です。
材料
醸豆 テンペスト | 225g(1枚) |
合い挽きひき肉 | 500g |
キノコ | 多めに好きなだけ 私はぶなしめじ、えのきだけ、エリンギ、マッシュルームを1袋づつ使います。 |
セロリ | 1本 |
その他自宅にある好きな野菜 | 私は玉ねぎ1個とにんじん2本を入れます。 |
ニンニク | 1個 |
コンソメ | 2個 |
赤ワイン | 適量。白ワイン、料理酒でも可 |
市販のトマトジュース | 500~750ml |
塩 | 少々 |
こしょう | 少々 |
調理器具
大きめの鍋 |
ブレンダー |
刻んだ具材をよけておくボウルなど |
上記に挙げた材料でイチオシなのがセロリです。ミートソースに独特な香りを添えて仕上げてくれるので、必ず入れています。もちろん、これもお好みで。
調理工程は根気良く煮込むだけ
まずは材料をすべてみじん切りにしていきましょう。食感をなるべく残したいので、荒いみじん切りで結構です。私はすべてブレンダーを使用して、カットしています。「醸豆 テンペスト」も好きな分だけシートからちぎって入れます。
調理は刻んだ材料を煮込むだけ。鍋に具材と調味料を入れて、ラストにトマトジュースをひたひたになるくらいに注いで、火にかけます。市販されているトマトジュースには、味がついているので、これを野菜に吸わせていくのです。
ふつうのミートソースと比べるとひき肉の量がだいぶ少なめですが、そのぶん食感の残りやすいキノコがよい仕事をしてくれます。煮込み時間は2〜3時間ほど。火加減を見ながらですが、ほぼ中火でOKです。トマトジュースがなくなるまで煮込み、かき混ぜて、途中、味を見ながら塩コショウで味を整えていきます。

(写真:煮込んだミートソース)
油不使用のダイエット最適メニューに
煮込み終わったら、専用の保存袋に入れて冷凍です。1回の調理で6〜7袋ほどのミートソースが完成します。というのがこのミートソース、凍らせてから実はできあがるレシピでもあるのです。今回たっぷりと入れたキノコ類ですが、実は凍らせることで、細胞が壊れてキノコのうまみ成分ができる仕組みになっており、生キノコよりも3倍のうまみと栄養価があるのです。

(写真:できあがったミートソースは冷凍保存します)
一晩凍らせたミートーソースはうまみもたっぷり。しかも油を使っていないうえに、野菜の量が多いのでダイエットにもぴったりなヘルシーメニュー。パスタ、ミートグラタン、チリソースを加えてタコライスなどアレンジを効かせて、召し上がれ。

(写真:ペンネに合わせていただいてもおいしい)