お湯にレモンを入れるだけでできるお手軽なレモン白湯

お湯にレモンを入れるだけでできるお手軽なレモン白湯のススメ【ていねいじゃない生活vol.4】

仕事や育児、子育てなど日々こなさなければいけない「タスク」が多すぎて1日が慌ただしく過ぎていくだけ……と感じている人も少なくないのでは? そしてつい周りと比べてしまって「ちゃんとできていない自分はダメなのかな?」と罪悪感を持ってしまうことも……そんないつも一生懸命な人に向けて「こうすればラクにできるよ!」という毎日の生活で実践できるちょっとした小ネタを伝授します。「ていねいじゃない生活」、上等!


最近、取材時の撮影現場でモデルがよく持参しているのを見かける飲み物があります。それが“レモン白湯”です。美容意識の高い女性たちが、体を冷やさないようにと朝、白湯を飲んで、持ち歩いていることはよく知られていますが、“レモン白湯”とは一体……?

白湯にレモン果汁を入れるだけでできる!

白湯というだけで「ていねい」な感じがしますが、“レモン白湯”の作り方は至って簡単。白湯に絞ったレモン果汁を好きなだけ入れるだけ。目安としてマグカップ一杯の白湯に、レモン1/2程度。酸っぱいのが苦手な人は少なめでもOKです。


なぜレモンに白湯を入れることが密かなブームになっているのかといえば、レモンに含まれるビタミンC。レモンには1個あたり100mgのビタミンCが含まれており、美肌作りや風邪の予防に効果的です。また白湯による代謝低下防止、胃腸への刺激による排便などでダイエット効果も期待できるという、うれしい情報も。


もちろんビタミンCを含んだ食材は他にもたくさんあります。ただ、ふだんの食事で摂取しようとすると「食べなければ!」と栄養計算をすることに……。それは手間がかかってしまうので、“レモン白湯”で手軽にとろうというわけです。


クエン酸効果で疲労回復にもてきめん

もうひとつ。レモンに含まれる栄養素として注目したいのが、クエン酸です。疲れると酸っぱいものが食べたくなるものですが、クエン酸はまさに疲労回復に効果が大いに期待できる栄養素です。


レモンに含まれているクエン酸は約4gと果物の中でもトップクラス。クエン酸には疲れの素といわれている乳酸の濃度を低くする作用や、体内の乳酸成分の分解や、代謝を促す働きがあります。昔、部活で運動している選手たちがはちみつに漬けたレモンを食べていましたが、あれはまさに疲労回復を狙っていたんですね。


ちなみに運動後ではなく、運動前にもとったほうが良いと言われています。運動するために体内ではエネルギーを作り出す機能がずっと働いていますが、その生成がクエン酸をあらかじめとっておくことでスムーズに進み、疲労が減るからです。筋トレ前に必須アミノ酸であるBCAAの摂取を推奨されていますが、同じ効果といえます。


すだちやカボスで代用をすることも

実は筆者の私も“レモン白湯”を愛用しています。初めは寒い時期に白湯だけ飲んでいましたが、どうせ飲むならとレモンをプラスしたところ、確かに肌のトーンアップにつながっています。ポットに入れてまとめて作って、電子レンジで温め直しながら1日かけて飲んでいます。クールダウンしたい夏にはレモン水を作って、冷蔵庫で保管。1日中、パソコン作業をしていることもありますが、なかなか疲れないのはレモンのおかげかもしれません。


ビタミンC摂取が目的なので、時にはいただきもののすだち、柚子、カボスなどで代用することもあります。ここが今回の「ていねいじゃない」ポイント。無理にレモンにこだわらなくても、他の柑橘類もレモンとはまた違う爽やかさがあっておいしいです。寒い時期はみかんなどもいいかもしれません。


果汁をしぼった柑橘の皮は捨てずに保管をして、ネットに入れてから、バスタブへ。香りがたいへんよく、体も温まるので特に冬場は重宝しています。

何かと重宝するレモンを常備しておけば普段はレモン白湯に、皮はお風呂に入れて1日の締めくくりに。ぜひ試してみてください!